STRINGS OF DEVOTIONS  個人的ブログ 「音楽・社会・詩・フリージャズとは」 不定期更新

JAZZ TOKYO   コラム「ニューヨーク:変容するジャズのいま」を寄稿。毎月更新。

蓮見 令麻

 

ハスミ レマ

,

1983年生まれ。

福岡県久留米市出身、ニューヨーク在住の即興演奏家、音楽ライター。

主な楽器はピアノ。声や詩の朗読を取り入れた創作活動もする。

 

7歳からクラシックピアノを始め、以後11年間レッスンを受ける。

父がオーディオマニアであったため、ジャズ、クラシック、ポップスから演歌まで多様な音楽のレコードを聞いて育つ。

ウィントン・ケリーのWinton Kelly! (1961)をきっかけに10代でジャズに興味を持った。

同時期、癲癇を発症。ピアノの演奏中に発作により座ったまま意識をなくすことが幾度かあり、後に完治はするものの、暗譜を必要とするクラシック音楽の演奏に限界を感じた。結果、即興演奏というスタイルに転向することを決める。

高校卒業後、渡米。北カリフォルニアで和声と即興の基礎を学び、2年後にニューヨークに渡った。

ニューヨーク市立大学のジャズ科を卒業。在学中はハードボップに傾倒し、ジャズ・メッセンジャーズのピアニストとしても活躍したジョン・ヒックスそしてジョージ・ケイブルスに師事。

2009年には、Mary Lou Williams Women In Jazz Pianist Competitionのファイナリストとして、国立ケネディー・センターで演奏。

アリス・コルトレーンのコンポジションを中心に演奏を展開した、アルトサックス奏者、ダリウス・ジョーンズとの共演を始め、ギタリスト、トッド・ニューフェルドの新しいプロジェクトのボーカリストとしての参加など、タイショーン・ソーリー、トーマス・モーガンやビリー・ミンツなど、ニューヨークのインプロビゼーション・シーンを牽引する音楽家達と共演。

ソロの作品では、2014年にPatterns of Duplicityという題で宮沢賢治の「春と修羅」を日本語、英語、創作言語で即興演奏し、それぞれの言語の、音楽との関係性を実験する試みをした。

2015年5月、ファーストアルバム、『UTAZATA』をリリース(Ruweh Reocrdsで購入可)。国内外の評論家より高い評価を受ける。このコンセプト・アルバムでは、雅楽、今様、子守唄など、日本の伝統的音楽を、フリー・インプロビゼーションを基盤に演奏している。

ヨーロッパ主義的な平均律の12音階のシステムという視点ではなく、その外側にある音楽的視点から、日本の音楽をとらえ、ラディカルな再構築をすることを目標とした。このアルバムでの共演者は、トッド・ニューフェルド(ギター)、トーマス・モーガン(ベース)、ビリー・ミンツ(ドラム)、ベン・ガースティン(トロンボーン)、セルジオ・クラコウスキ(パンデイロ)。

2015年6月、新しくピアノトリオを結成。

マサ・カマグチ(ベース)、ランディ・ピーターソン(ドラム)と共に、ピアノトリオでのフリー・インプロビゼーションにヴォイスを加えた楽曲などに取り組む。2016年にニューヨークで録音したこのアルバム『Billows of Blue』は2017年にRuweh Recordsからリリースされている。

Print Print | Sitemap
© Rema Hasumi Website